純度100%のスーパーオイル ギー油(ghee)
たまたま「スッキリ(4月24日放送」をつけてたら、「海外セレブで話題のギー」と聞いた事が無い油のことををやっていました。またココナツオイルのように流行るのかな?ココナツオイルも使ったことないけどと思いつつ見ていたら、自分でも作れると言われたので興味が出ました。
アーユルヴェーダにも使われて、とにかく身体に良さそうなインド由来の油が無塩バターだけで作れる のです。
滝沢カレンさんのコメントが面白かったのですが、私の感想も正にその通りだったので、番組をご覧になったらいいと思いますよ。(無料動画ナンとか?で観れるそうですね。)
それでは、インド・スパイス料理研究家の香取薫さんのレシピ
材料)無塩(食塩不使用)バター 450g(800円くらい)
※たんぱく質や水分などを取り除き油だけを抽出。5%くらいしか減らないので420~430㏄ 出来るそうです
作り方)
1.まず鍋に無塩バターを入れ火にかけ中火で5分焦がさないよう溶かす
2.超弱火で30分煮詰める。
※家庭用コンロでは火が強すぎるので、餅網を2~3枚重ねて火と鍋の間に空間を作る
①15分位経ったら、大きなドーム状の泡になりはじける(これで8~9割出来ている)
②さらに10分位経ったら、ドーム状の泡が、蟹がふくような細かい泡になり、鍋の底が見えるくらいの透明な液体になったら火を止める。
3.不織布タイプのキッチンペーパーでこす。
無塩バターが純度100%の油に変身!常温で1年保存OK.
☆不純物が完全になくなっているのか確認する方法
不純物が残るギーの場合は、
ティッシュペーパーをこよりにして浸して火をつけたらバチバチと音が鳴る。
不純物がないギーの場合は音が鳴らない。 音がしなければ完璧なギーの完成。(静かにすーっと燃える)
ギーは、香りというより「匂い」というか、外国の匂いというか、ちょっと苦手な匂いなのですが…。滝沢カレンさんは「不思議な匂い、嗅いでいいのかわからないような匂い」と言われました。ホントにそんな匂いです。
そして、味が正に「予想外」。「油 油 油という味ではない」と言われる通りです。
あっさりしていてコクがあるのです。
番組ではフレンチトーストをおススメしていました。
バターが焦げだす温度は170度位だけど、ギーは250度くらいなので、焦げ目がついても焦げた味がしない。バター風味なのにバターよりしつこくない。
炒めたり、ドレッシング、コーヒーに入れても美味しいと言われていました。
私は、紅茶(セイロンティー)に入れてみました。まろやかな感じがしました。身体に良さそうな感じ。
お餅でつくるおかき にも使ってみましたら、今までで一番美味しかったです。
さっきちょっと調べてみたら、素材のうま味を引き出すだけでなく、腸内環境も整え、免疫力も高めるそうです。ビタミンAとE、中鎖 脂肪酸と共益リノール酸が含まれ、美肌やダイエットにもいいそうですし、マッサージなどボディケアにもOKだそうです。
アーユルヴェーダにおいてギーは最も優れたオイル、「最高の油」とされていて、アーユルヴェーダの古典医学書「チャラカ・サンヒター」には、「ギーは記憶力、知力、消化力、勢力、オージャス(活力)を高める効果がある」「「解毒、解熱、疲労回復、滋養強壮などの作用もあり、ギーはその用い方により無数の効果をあげることが出来る」という記述があるそうです。
買うと100グラム1000円以上するみたいですが、作ると100グラム200円くらいでそれなりのものが出来るというのが嬉しいです。
無塩バター(今は食塩不使用バターというようですね)は、業務用スーパーにはありました。40分くらい時間があれば作れるので、興味のある方は作ってみられたらいいと思います。
では。